手持ちで撮影出来る『シャッタースピード』の下限はいくつ?個人的意見も含め解説してみる。

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皆さんこんにちは!亜希(@yoromiblog_aki)です!

皆さんは『写真』撮ってますか?

特に、一眼レフやミラーレス一眼などのカメラには。利用者が拘って撮影ができる『マニュアルモード』が搭載されていますので、心行くまで撮影に没頭できるようになっています。

しかし、マニュアルモードは『シャッタースピード』『絞り値(F値)』『ISO感度』3つの要素を用いて撮影を行うモードなので、慣れてない人には操作が難しいかもしれません。

特に厄介なのが『シャッタースピード』
他の2つの『絞り値(F値)』『ISO感度』は直接、写真ブレにはつながりませんが、『シャッタースピード』は写真ブレの原因と直結しています。

私も、シャッタースピードの設定ミスでブレた写真を量産してしまったことが何回もあります。

そこで疑問に思うのが、手持ちで写真を撮るときに、どれぐらいのシャッタースピードにしておけば手ブレは防げるのか?ということ。

という訳で今回は、手持ちで撮影する時に、ブレない為のシャッタースピードの下限はいくつなのか?についてご紹介したいと思います。

手ブレしない為のシャッタースピードの下限とは?

いきなり結論から言いますと、手持ち撮影時に写真がブレないようにする為のシャッタースピードの下限は『1/焦点距離』と言われています。

例えば

  • 50mmの単焦点レンズの場合のシャッタースピードの下限は、『1/50』
  • 70-200mmの望遠ズームレンズを200mmで使っている時の下限は『1/200』

と言った感じになります。

 

しかし何故、手持ち撮影でブレない為のシャッタースピードの下限が『1/焦点距離』なのでしょうか?

私もカメラ屋時代からかなり気になっており、何度か調べたことが有るのですが理由は不明
現在でもネット上では、その理由についての議論が飛び交っている状態です。

しかし、1つだけ理由を挙げるとするならば、『フィルムカメラ時代の名残』が一番の理由ではないかと思います。

というのも、フィルムカメラが主流だった時代には、現在のデジタルカメラの様な『オートフォーカス機能』や『オートモード』というのは皆無の状態でした。
要は、フィルム時代は全てがマニュアルモードのスパルタンな時代だったんです。

しかし、被写体は現在と変わらないスピードで動いていた為、撮影を行う時に設定を変える場合、『失敗の少ない簡単な公式』を覚えておくことで、とっさの撮影にも対応できるようにしていたのではないかと思われます。

そんな中、時代が流れカメラが進化を遂げても、カメラ自体の構造は、そう大きくは変わっていない為、『シャッタースピードの下限は1/焦点距離』という言葉が引き継がれていったのではないでしょうか?

 

いずれにせよ、この公式は現在のカメラでも十分に通用する為、手持ちで撮影を行う事が多い人は覚えておいても絶対に損はありません♪

入門機などはこの限りではないので注意が必要!

画像引用元:Camera size(https://camerasize.com)

手持撮影を行う時のシャッタースピードの下限は『1/焦点距離』
非常に覚えやすくていい感じですね♪

しかし、これは『フルサイズのイメージセンサー』を搭載したカメラでの数値なので注意をして下さい。

EOS KissシリーズやNikonD3000シリーズなどの入門カメラを利用している人の場合、APS-Cサイズのイメージセンサーが搭載されている為、35mm換算により焦点距離が伸びてしまいます。

 

35mm換算って何?という人は以前の記事で解説していますので、宜しければ一読してみて下さい♪

もちろん『マイクロフォーサーズサイズセンサー』や『1インチサイズセンサー』を搭載したカメラを利用している人も35mm換算により、手ブレしない為の下限が変わってくるので注意が必要です。

分かり易く例を書いてみると以下の様になります。

APS-Cサイズセンサーを搭載したカメラを利用している場合
35mm換算は『焦点距離×1.5』です

  • 24mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/40』
  • 50mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/80』
  • 200mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/320』

という具合に変化します。
例:『Canon EOS Kiss X9』『Canon EOS Kiss M』『Nikon D3400』『SONY α6000』など

 

マイクロフォーサイズセンサーを搭載したカメラを利用している場合
35mm換算は『焦点距離×2』です。

  • 24mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/50』
  • 50mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/100』
  • 200mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/400』

という具合に変化します。
例『OLYMPUS PEN E-PLシリーズ』『Panasonic LUMIX DC-GFシリーズ』など

 

1インチサイズセンサーを搭載したカメラを利用している場合
35mm換算は『焦点距離×2.7』です。

  • 24mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/80』
  • 50mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/160』
  • 200mmのレンズを使っている場合のシャッタースピードの下限 →『1/600』

という具合に変化します。
例『Nikon1 J5』など

こうやって見てみると、センサーサイズが小さくなるにつれて、シャッタースピードの下限値が大きくなっていってますね。

これは小さいサイズのセンサーを搭載したカメラの特徴で、センサーサイスが小さければ小さい程、遠くの被写体を撮影するのに向いているカメラになってしまうからです。

なので、『現在は小型のミラーレス一眼を使っているけど、手持ち撮影で手ブレが発生しやすいな~』と思っている人は、この際に思い切って大型センサーを搭載したカメラに乗り換えるのも良いかもしれませんね♪

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焦点距離が短い『広角レンズ』はブレにくいレンズ?

 シャッタースピードの下限は『1/焦点距離』という計算式からも分かるように、焦点距離が長い望遠レンズはシャッタスピードを速める必要がある一方で、広角レンズはシャッタースピードが遅めでも大丈夫なように感じませんか?

例えば、広角レンズ24㎜の場合、シャッタースピードの下限は『1/25』、望遠レンズ200㎜の場合シャッタースピードの下限は『1/200』といった具合です。

 

そうなんです実はシャッタースピードは広角レンズであればあるほど、遅く設定してもブレが少なく撮影出来るので、手持ち撮影や暗所撮影に向いているんです。

 

説明が下手かもしれませんが、イメージで言うとこんな感じ。
焦点距離24㎜の広角レンズの場合、距離が短い為、カメラが動いた時の先端の振れ幅は小さくて済みますが、焦点距離200㎜の望遠レンズの場合、焦点距離が長い為、カメラが少し動いただけで先端の振れ幅が大きくなってしまいます。

なので、夜景や室内などでの『暗所撮影』を行う場合、出来る限り焦点距離の短いレンズを使う事で、シャッタースピードの下限を低く設定する事が出来る為、ブレの少ない写真を撮影する事が可能なんです♪

 

しかし、実際に24mmの広角レンズでシャッタースピードを『1/25』に設定して手持ちで撮影すると、手ブレはしないかもしれませんが、被写体が動いてブレてしまう『被写体ブレ』が発生してしまう場合もあります。

ですので、広角レンズは確かにブレにくいのですが、広角レンズで手持ち撮影する際にも、目安のシャッタースピードよりも、出来るだけ速めのシャッタースピードに設定をしておいた方が安心です♪

手持ち撮影時の『手ブレ』対策

しかし、写真を撮影する上で、いくらシャッタースピードの下限を知っていても、夜景撮影などではそれ以下のシャッタースピードになってしまいがちです。

そんな時には、どのようにして手持ち撮影時の手ブレを防げばいいのでしょうか?

ここでは、そんな悩みをお持ちの人のために、簡単に思いつく手ブレ対策をご紹介したいと思います♪

ISO感度を上げてシャッタースピードも上げる

暗い所で撮影を行う時に必ずお世話になる『ISO感度』

ISO感度とは暗い所で撮影を行う時に、カメラが電気の力で写真を明るくしてくれる機能の事で、この機能を使う事で真っ暗闇の中でも、被写体を写真に収めることが出来るようになっています。

 

手ブレを防ぐ為には、まずISO感度を上げてあげることで、写真が明るくなる為、シャッタースピードを稼ぐことが出来、結果として手ブレを抑えることができます。

よく『絞り値(F値)』を小さくし写真の明るくし、シャッタースピードを稼ぐ方がいますが、あまり得策とは言えません。

確かに、絞り値を小さくすれば光を多く取り込むことができ、シャッタースピードを稼ぐことができ、結果として手ブレを抑えることができますが、その分、被写界深度が変わってしまうので、風景写真などを撮影する場合には少々解像感に欠けてしまいます。

 

ISO感度の高感度ノイズは、後々の画像処理で消す事ができますが、被写界深度は後から画像処理で広げることはできない為、後々の修正が出来ません。

なので、シャッタースピードを稼ぐときは、極力ISO感度を挙げて対応してあげることで、手持撮影でもブレずに、解像感のあるシャープな写真を撮影する事ができます♪

『RAW』で撮影した後に明るさを上げる

RAWとは一眼レフやミラーレス一眼などで取り扱うことのできる画像の形式です。

RAWは1つ1つのファイルサイズがJPEGに比べ大きいのがデメリットですが、その分、後々の画像処理をした際の写真の荒れにくさに定評があります。

RAWで出来ることと言えば『写真の明るさの変更』『ホワイトバランスの変更』などが挙げられます。

JPEGは撮影後に写真を明るくすると灰色掛かってしまいますが、RAWなら綺麗な色のまま明るさを変更する事ができます。

 

なので、もし手持ち撮影でブレそうな場面の場合、RAWでわざと暗く写すことでシャッタースピードを稼ぐことができます。

しかしRAWなら後々の明るさ編集にも十分耐える為、ブレが無く綺麗な写真を撮影する事が可能になります♪

 

因みに、そもそも『RAW』って何だ?という方は、以前の記事にて解説していますので宜しければ一読してみてくださいね♪

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手持ち撮影時の手ブレを抑えれたらロケーションが広がる!~まとめ~

いかがだったでしょうか?
今回は『手持ちで撮影出来る『シャッタースピード』の下限はいくつなのか?』についてご紹介しました。

 

陽が落ちてきた時間帯や室内・夜景などでの手持ち撮影は、明るさが足りずに手ブレが発生しやすくなりますが、手ブレが始まる為の目安として『シャッタースピードの下限は1/焦点距離』を覚えておくことで、手ブレによる失敗を最小限に食い止めることが出来ます。

ディズニーランドなどの三脚の携行が禁止されているような場所では大いに役に立つのではないでしょうか?

 

しかし、『餅は餅屋』というように『手ブレには三脚』という具合に、三脚が有れば写真のクオリティーがさらに上がるなずなので、面倒くさがらずに可能な限り三脚も併用して撮影を行うようにしてあげましょう♪

この記事を通して、皆さんのカメラライフがより良い物になればと思います。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう!
以上、亜希でした!

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